学校長あいさつ

ここ土山町は、鈴鹿国定公園の豊かな自然に恵まれ、東海道53次の49番目の宿場「土山宿」を有する歴史の深い街です。 
   また、お茶の栽培が盛んで、日本でも有数の茶所としてもよく知られています。そのほぼ中心に位置する本校は、明治6年(1873年)に開校された、創立149年を迎える市内で最も長い歴史と伝統のある学校です。

 「ふるさと土山に誇りを持ち、未来を切り拓く夢と力と心を育む子どもの育成」を学校教育目標とし、夢に挑戦する「元気な子」、主体的・協働的な生美を進める「考える子」、相手を思いやる「助け合う子」を合い言葉に、学校と家庭、地域がしっかり連携を取り合い、太い絆を持ちながら、常に子どもを中心に据えた教育を推進していきます。 

   市内で唯一の統合校として、山内小学校・鮎河小学校の子どもたちも加わり、それぞれのよさを活かしつつ、新しい土山小学校をめざして常にチャレンジしていきたいと考えます。広くなった校区にある、ふるさと土山の魅力を体感できる土山ならではの体験や学び(土山学)を中心にして、各教科の関連を深めながら進めていきます。子どもたちにとって"学校へ行くこと"が、"多くの友だちと集うこと"が、そして何より"学ぶこと"が "楽しい"と言える、そんな学校でありたいと願っています。
 さらに、令和3年度より、地域の皆さんとともに創っていく学校 コミュニティスクール市内第一号の学校としてこれまで以上に地域と関わりながら豊かな活動に取り組んでいます。地域の皆さんのお力をお借りし、これまで以上に豊かな子どもの育ちをめざし、地域の一員として、地域へ積極的に働きかけています。学校、保護者の皆様、そして地域の皆様と太く深い絆を築いて、子どもたちの育ちを支えていきたいと思っております。
令和5年9月1日で本校は創立150周年を迎えます。「150周年から始まる未来をつくる」をコンセプトに、お箏の学習に取り組む「なでしこ楽坊」を発足しました。令和5年11月18日(土)に予定しています「土山小学校創立150周年記念音楽会」で、鮎河小・山内小・土山小の三校の校歌をピアノとなでしこ楽坊で伴奏し、子どもたちが表現豊かに歌うことに華を添えられれば、と考えております。
今年度も土っ子一人ひとりが心も体も健やかに育ちますように、"チーム土山" 職員一丸となって取り組んでいきたいと思います。

お気づきになったことやお考え等、いつでもいただければ幸いに存じます。
どうかよろしくお願いいたします。

           令和5年5月22日
                 甲賀市立土山小学校長  佐々木直子