本校教育の概要
本校の教育目標は、平成6年度から「豊かな心と自ら学ぶ力を身につけ たくましく生き抜くあゆっ子の育成」を現在も尚ふさわしいものとして継承しています。児童目標は「あかるく いきいき がんばる子」と「あいが」を頭文字にしています。この3つの目標にはさらに細目標があり毎年見直しています。さらに毎年度の重点目標と具体的方策を5~6項目決め、学級経営案や学級目標や教員の自己目標に具体化することで教育活動全体の構築を図っています。
本校教育の特徴は、『強い地域連携』『豊富な体験行事』『年間を通じた体力づくり』に見られます。
まず『強い地域連携』では、60年以上も前から運動会が学区民合同体育大会という名称で行われており、準備や運営が、学校と地域の協働で行われていることがあります。また、田んぼの先生、畑の先生からの助言、老人クラブとの連携による祖父母交流会(写真)・餅つき・わら細工・草取り、森林組合の支援による間伐体験、シイタケ作りなどがあります。
次に、『豊富な体験行事』では、近隣の山内小学校との集合学習や琵琶湖の沖島にある沖島小学校との交流学習をはじめ、町内の障がい者施設訪問、保育園交流、夏祭り、音楽劇、百人一首大会、鈴鹿馬子唄、花づくり、野菜作り等があります。
三つ目に、『年間を通じた体力づくり』では、全校あそび、全校遠足、水泳記録大会、業間マラソン、縄跳び大会、スキー教室等があります。
もう一つの本校教育の特徴は、『学力向上策』として家庭連携と読書活動に重点を置いている事です。家庭連携では、生活習慣や家庭学習の充実に学校と家庭が連携して取り組み、毎月末に「あゆっ子認定(家庭編)」で保護者に評価してもらい表彰しています。読書活動では、家庭での読書の推進をはじめ、100冊読書、読書記録ノート、教職員の読み聞かせ、ブックトーク(児童によるお気に入り本の紹介)、本バスの利用、学校図書館の陳列方法の独自化等に取り組んでいます。
多くの活動がありますが、それぞれのノウハウがしっかり蓄積されているため、教師は準備に時間を要せず行えます。しかし、近年は授業時間の増加や集団下校により放課後の時間がなくなり、児童の活動時間が失われてきました。そこで、本校の教育目標に照らして、教育効果の高いものには時間をかけて取り組み、単発的なものは廃止や縮小を検討するなど、現在、改編を進めているところです。