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2026年が始まりました。 新しい年を迎えるにあたってみなさんはどのようなことを考えましたか?
突然ですが、「2026年問題」というのが言われているのを知っていますか?これは、①物流業界における法改正に伴う問題と、②AIの学習データ枯渇問題 の2つがあります。
先日たまたま聴いていたラジオ番組で②の問題が話題になっていました。2022年11月のChatGPTの登場以来、生成AIは急速に世の中に広まり、新たな産業の主役として世界から注目を集めています。
しかし、AI開発の未来が危ぶまれる問題が、2026年に明らかになると言われているのです。それはAIの性能を上げるために必要なデータ量が増え続けているのに対して、人類が生み出す「高品質なデータ」の生産スピードが追いつかなくなる現象です。
AIは今までインターネット上にあるたくさんのテキストや画像データを取り込むことで急速に知能を発達させてきました。AIが賢くなるには、文法が正しく、論理的で事実に基づいた「高品質なデータ」が必要なのです。SNS上の短いつぶやきや、意味をなさない自動生成のテキストなどを学習すると、むしろ誤った答えを導き出してしまう可能性も高くなるのだとか・・・。「退化」ですね。
閑話休題・・・。
私は、この年末年始は事情があって、アメリカのテキサス州で過ごしました。大谷翔平のいるドジャースがキャンプをしているので有名なところです。
このアメリカ行きで思ったことが3つあります。
1.「知らない」ということは、貴重な経験の機会を逃してしまうので、もっと勉強しようと思った
こと。
2.冒険が大切だと思ったこと。
3.世の中には想像以上のものがあるので、探求心を持とうと思ったこと。
1.について
私は今回、アメリカで、車を運転してきました。といっても、アメリカの運転免許を取得したわけではありません。かといって、無免許で運転したわけでもありません。実は「国外運転免許証」というものがあるのを今回、初めて知りました。日本の運転免許証を持っているだけで、守山の免許センターに写真を持って行ってお金を払えば、1日で簡単に手にすることができました!知らなければ、アメリカで車を運転するという経験はできなかったので、大損をするところでした。
2.について
アメリカで車を運転することは、最初はとても不安でした。アメリカの車は、ハンドルが日本とは逆の左についているし、これまた逆の右側通行だし、車は大きいし、交通ルールが微妙に違うし(例:信号が赤でも、注意して右折をしてもよい)・・・。でも、やってみたら、すぐに慣れて快適この上なし!行きたいところにたくさん行けてとても楽しかったです。
3.について
「WAYMO」を知っていますか?完全自動運転システムであるWaymoDriverを提供している企業です。このシステムは、AIと一連のセンサーを利用して、人が運転席にいなくても自動車を安全に走行させることができます。カメラやレーダーなどが連携して動作し、車両の周囲を360度、最大300m程度の距離まで3Dで描写し、夜間や雨などのさまざまな条件下でも正確な環境認識が可能です。私がテキサス州フェニックスに滞在中に、タクシーを呼んだらその車がやってきました。現在、アメリカのサンフランシスコ、ロサンゼルス、オスティン、フェニックスなどの都市で運用されており、日本でもまもなく、東京の公道に適応させる予定だそうです。私はそういう車があることは知っていましたが、フェニックスの街にはとてもたくさんのWaymoが走っていて、運転のぎこちなさは全くなく、結構なスピードを出していることに驚きました。知っていることと実際に見ることとは大違いで、もっといろいろなことを見てみたい!と思いました。
AIは賢いという意味では人間を超えるかもしれません。しかし2026年問題のように、AIの限界も明らかになってきましたし、そもそも他人を思いやるなどの感情は、AIは持ちえないもので、それが人間として誇らしいところであると思います。
2026年、甲南中の生徒には、学びの機会をたくさんつくって「賢く」なるとともに、探求心を持ち、挑戦をたくさんして人としての幅を広げてほしいです。そして、AIとは異なる感情豊かな「人間」として成長していってもらいたいと思っています。
教育目標 未来を担う社会人としての基礎を身につけた生徒の育成
めざす生徒像 こ 心豊かな生徒
う うんと勉強する生徒
な 仲間と伸びる生徒
ん 運動・文化活動にはげむ生徒
2025年度も学校教育目標の達成を目指し、教職員一丸となって取り組んでまいります。
甲南中学校に温かいご理解とご支援をたまわりますよう、よろしくお願いいたします。
甲南中学校 校長 中條 克彦