校章
校歌
戦後の新教育制度が始まって間もない昭和24年(1949年)、甲南中3年生となった故 重田浩子さんは、夏休みの国語の宿題として出された校歌の歌詞作りに勤しみました。甲南中学校が建ったあたりは昔から「樋余」と呼ばれていたことや、校舎周辺は一面田んぼで、朝日がまぶしくてとても美しいという印象から思い浮かんだ「黎明」の語、さらに、時代を超えて変わることのない、本当に学ばねばならないことを「真理」と呼ぶことなどを織り交ぜ、「こんな学校になればよいなあ、こんな中学校になってほしい。」との純粋なあこがれを言葉で表現しようと努力して、歌詞はできあがっていったのでした。
一、 鈴鹿にさめる黎明の
光りに明ける 樋余の里
緑したたる 朝露を
希望を胸に ふみわけて
もえる真理のあこがれに
進め進め 甲南中学校
二、 望む緑の果て 遠く
せせらぎ歌う 杣の川
若き命を たたえつつ
愛と自由の 学び舎に
ひびけ平和の 鐘の音
励め励め 甲南中学校
三、 仰ぐ彼方の 空遠く
あかねの雲の映える果て
たぎる感謝の 真心で
あすの栄を 祈るとき
理想の星は われを待つ
奮え奮え 甲南中学校