お知らせ

見まもりの目と、見まもる心を

2018年6月1日

   気がつけば、周囲の景色も様変わりし、田んぼには満面と水が張られ、水稲が整然と美しく植え付けられています。吹く風も心地よく、日によっては、初夏を思わす陽射しに、汗を拭うこともあり、プール開きが待ち遠しくなって参りました。
 364人でスタートした新年度も2ヶ月がたち、1学期の折り返しを迎えようとしています。子ども達は、それぞれの学年の環境に慣れ、日々、学習、生活に全力で取り組んでいます。しかしながら、期待と不安が入り交じった新年度からしばらくたった今、そろそろ、いろんな疲れが生じてくる時期でもあります。
 まだまだ成長過程の真っ只中にいる子ども達は、人間関係において、様々な問題や、悩みに直面することが多くあります。自分ひとりの力で解決できる事もありますが、周囲の支えがなければ、乗り越えられないこともあるでしょう。そんな時こそ、家庭、地域、学校が密接に連携し、子どもの「心のサイン」を注意深く感じ取ることが大切です。時には、寄り添い、見まもり、時には、励まし、道を正し、子どもが自らの力で歩みを進めるように「見まもる」役割を、周囲の我々が担っていきたいと考えます。そのためにも、学校と保護者の皆さまとが、本音で話し合える信頼関係を築くことが何よりも大切です。子ども達の健やかな成長を支える連携をこれからも確かなものにしていけるよう、ご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。
                           甲南第一小学校 校長 村地 昭彦