学校長あいさつ

 

                         ご挨拶

 東海道五十三次、東から50番目の宿場町が「水口」です。
本校は北に岡山城址をいだく古城山(しろやま)、南に旧東海道の街並みを望む町内の中心にあり、本年度創立150周年を迎えます。文字通り歴史と伝統に彩られた学校であり、数多くの卒業生を輩出し、地域に愛され、支えられて歩んでまいりました。
令和2年に大規模改修を終え、木の香りのする美しい校舎に、現在447名の児童が通っています。また令和4年度からはコミュニティ・スクールの認証を受け、地域や保護者の皆様とともに、より一層「地域に開かれた学校」として、新しい歩みを始めています。

水口小風景

「あかるく」「やさしく」「たくましく」は、知・徳・体にわたり全人的な初等教育を大切にしてきた先達から受け継ぐ本校の合言葉であり、校章にデザインされている三本の伸び行く若芽はその象徴でもあります。
本年度の教育目標は「仲間と地域に学び、自立していく水小の子(2年次)」としました。学齢期を預かる我々は、やがて来る子供たちの社会的自立を見据えなければいけないという自戒と、子供を学習の

主体にする授業改善、またコミュニティ・スクールを中心とする地域とのつながりを教育活動の根幹に据えるという思いを込めています。

価値観の多様化、失われがちな社会規範の育成、人権感覚の醸成、個々の子どもの発達上の課題、そして何より学ぶ力の向上等々、直面する課題は山積ですが、未来に生きる子供たちの健やかな発達

に資するよう、子供たちにとってかけがえのない

一日一日を、職員一同力を合わせて紡ぎ続けております。

 

        今日も、子供たちのさざめきが聞こえます。                                                                           

                                        令和5年4月                                   

                                         学校長 木村 健二