学校長あいさつ

学校長あいさつ
始業式にて              
・・・いつもどおりの生活を続けられていることは、「よいこと」であり、喜び、感謝するべきことです。そして、今年がよい年であるかどうかは、これからの自分が決めるのです。よい年にするために、自分の目標をしっかりと考えて、新年の節目をつくってください。 
 さて3学期に、私が楽しみにしていることは、冬のオリンピックとパラリンピックです。スケートもスキーもスノーボードも、どんなすごい技が見られるか、わくわくします。実は、雲井にも2年後の東京パラリンピックを目指してトレーニングをしている選手が住んでおられます。世界の舞台で闘っておられる雲井小学校の卒業生のことを、これから応援したいと思います。
 もうひとつは、教頭先生といっしょに頑張ろうと思っていることです。それは、学校がもっと安全で、もっと便利になるように、修理や工事を進めていくことです。トイレやエアコンの工事、資料室の整理や中庭・緑の広場の改修など、少しずつ変わっていく学校の様子を楽しみにしていてください。そして、みなさんがなかよく、安全最優先で過ごしてくれるようお願いしておきます。
・・・以上が、1月9日の始業式で子どもたちにお話したことの概要です。全校児童が和室に集い、つつがなく3学期を始められましたことに感謝し、保護者ならびに校区のみなさまに、深くお礼申し上げます。
 どんどん過ぎ去っていく3学期ですが、子どもたちの卒業式と修業式に向けて、変わらぬご理解とご協力をたまわりますよう重ねてお願い申し上げます。

人から学ぶ 地域から学ぶ         校長 山中孝悦
 
去る11月28日に、校内持久走大会を無事に終えることができました。たくさんの方々が応援に来てくださり、子どもたちに大きな力を与えてくださいました。また、お借りした圃場内の道路を整えていただき、安全確保をお支えいだきました。併せまして深くお礼申し上げます。
 子どもたちの姿をとおして、自分の目標に向かって工夫し、努力することの大切さを改めて感じました 。また、自分を応援してくれる人の存在を自覚できると、もう一踏ん張りできることも再認識しまた。 この二つは、「自分の力を伸ばすアクション」と「人との繋がりを大事にする態度」であり、 それらが「生きる力を高める」ことになるという、ある教授の持論を思い出した次第です。
 また、関係機関様・校区の商店様のご協力のおかげをもちまして、本校児童がさまざまな見学や体験をさせていただいています。10月下旬以降だけを取り出しても、下記のとおりです。
   1年生・・・保育園ぞうぐみさんとの交流
   2年生・・・「おしごとたんけんたい」によるお店見学
   3年生・・・「とうき工場ではたらく人々」による工場見学
   4年生・・・信楽荘のみなさまとの交流、中学校の先生の音楽授業
   5年生・・・三雲養護学校紫香楽校舎のみなさんとの交流
         ぞうぐみさんとの5・5交流(5年生と5歳児の交流)
   6年生・・・中学校の文化祭に参加、喫煙防止学習、鳥獣人物戯画から学ぶ、
         宮阯保存会の活動に学ぶ
 加えて11月22日には、授業参観・ふれあい鑑賞会・学校保健委員会を開催しましたが、学校医の加藤先生・大矢先生をはじめPTA役員様・会員様には、たいへんお世話になりました。重ねて深くお礼申し上げます。



これからのめあてを考えるために    校長 山中孝悦
  11月1日の全校集会は、今年の終わりに向かって、そして学年の終わりに向かって、どんなことにがんばるか、どんなことに気をつけて生活するか、それぞれが考える時間にしてほしいという願いをもってお話をしました。
   その内容は、いつもの3つです。「安全最優先」については、最近の登下校の様子から、素晴らしいエピソードを用いて交通安全の大切さを伝えました。
 「目標をもとう」については、体育大会の感想として頂戴したお手紙の一部を紹介しました。 お手紙の主な内容は、「団体演技の際の子どもたちの真剣な顔と、終わった後の笑顔がとても素敵で、またひとつ雲井っ子のすばらしさに触れました。」というおほめの言葉でした。また、「一生懸命に練習した成果でしょう。しっかり覚え、自信に満ちた演技でした。」と感動しておられました。子どもたちには、「みなさんの姿から、一人ひとりが目標に向かってがんばる心をもっていることが伝わったのですよ。」と話しました。
 最後は、「なかよくしよう」で締めくくりました。・・・「最近も、つらく悲しい事件が次々と報道されます。そういう事件がないことを望んでいる人の方がすっと多いはずなのに、なくなりません。では、私たちは、どうすればいいのか。あなたは、どうするのか。そういうことを、しっかり考え続けなさいと言われているように感じています。人間は、なかよくできるのか、それともなかよくできないのか。53年前につくられた絵本のお話を読みますので、それぞれが考えてみてください。」・・・その後、『そらいろのたね』(作:中川李枝子、絵:大村百合子)

おかげをもちまして・・・                             校長 山中孝悦
 好天に恵まれ、体育大会を終えることができました。たくさんの方々の多大なるご理解とご支援・ご協力のおかげをもちまして、雲井っ子が貴重な体験を積み上げる機会を整えていただきました。深く厚くお礼を申し上げますとともに、次年度以降も、一層のお力添えをいただきながら、一歩ずつ進取の取組を重ねていけることを願っております。

力いっぱい走った子どもたち!
全身で演技した子どもたち!
練習の成果を出し切った子どもたち!
力を合わせることの素晴らしさを表した子どもたち!

 「きたえよう、とどけよう、みつけよう、今繋ぐ 雲井の絆」をテーマに取り組んだ体育大会でしたが、雲井っ子の姿には、どんな鍛錬が表れていたでしょうか。その様子から、どんなメッセージが届いたでしょうか。雲井っ子のよさやエネルギーをみつけていただき、その絆の確かさを感じていただく機会になっていれば幸甚です。雲井小学校の児童と教職員を、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。

2学期が始まりました! 校長 山中孝悦 
 涼しい風が吹き、秋のさわやかさが感じられる9月1日。全校児童が揃って、始業式を行うことができました。大事なく夏休みを終え、この日を迎えられましたのは、保護者や校区の皆さまのご支援とご協力のおかげです。深くお礼を申し上げます。
 始業式では、夏休み中のできごとを振り返りながら、「がんばったこと」「チャレンジしたこと」「こまったこと」などの例をあげ、「自分はどうか」を考えるように促しました。特に、「困ったときに、相談したり助けてもらったりすることは、何も恥ずかしいことではありません。ひとりで抱えこまないように。」というメッセージを伝えました。
 体育大会はもちろんですが、2学期も「目標をもとう」「なかよくしよう」「安全最優先」を意識できるよう導いていきたいと思っております。家庭からも地域からも、子どもたちをサポートしてやっていただきますようお願いいたします。

1学期の終わりにあたって 校長 山中孝悦
 7月4日には台風3号の接近に伴う下校時刻の繰り上げを行いましたところ、ご家族や関係機関の皆様のご協力をいただき、全校児童が無事に帰宅することができました。ありがとうございました。当地に被害がなかったことは幸いでしたが、九州などで大きな災害が発生したことに胸が痛みます。多羅尾の例をあげるまでもなく、山津波への備えは信楽でこそ欠かせないものだと再認識しました。これからの台風シーズンにおきまして、引き続きのご協力をよろしくお願い申し上げます。
 さて、本年度のPTA親子活動は、1学期中に5つの学年で実施していただきました。学習参観と併せるなどして平日に開催していただいたことで、参加していただきにくい状況もあったかと思います。反面、様々なゲスト講師のおかげで、普段の授業では得られない体験に恵まれました。学年委員と保護者の皆様のご協力にお礼申し上げます。
 また、6月から7月にかけては、何種類かのアンケートにもお答えいただきました。結果の集約や分析が終わりましたら、改めて校報等でお知らせするとともに、2学期以降の教育活動の改善に生かしていきたいと思っております。ご協力ありがとうございました。
 長い夏休みにつきましては、それぞれの子どもに、それぞれの思いがあると思います。また、保護者の方々も同様かもしれません。学校に来ているとき以上に、さまざまな暮らしがあるのだと思います。だからこそ、子どもたち一人ひとりが「目標をもって」ほしいと思います。また、「なかよく」過ごしてほしいと思います。そして、「安全最優先」で夏休みを終え、2学期の始業式では、お互いに元気で再会したいと願っております。
 1学期を終えるにあたってのお礼を申し上げますとともに、校区のみなさまの温かい見守りとご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。


1学期のまとめに向けて    校長 山中孝悦
  6月19日に恒例のお迎え訓練を実施しましたところ、保護者のみなさまのご理解とご協力をいただき、予定どおり終えることができました。お忙しい中にもかかわりませず、ご来校いただきましたみなさまに、深くお礼を申し上げます。また、こうした対応が現実のものになることは誰しも望まない訳ですが、万一の際には、子どもの安全第一でご協力をたまわりますようお願いいたします。
なお、グラウンドへの車両乗り入れは、昨年度のグラウンド改修工事以降、原則お断りしておりますが、緊急事態におきましては例外です。また、砂入れなど必要な整備を行うことを条件に、学校設置者が特別に許可される場合も例外となります。竹宵の夕べにおける駐車場使用につきましても、実行委員会からお知らせがありますので、その旨ご了承ください。
さて先日(6月15日)私は、朝の登校指導の際に、大戸川の紫香楽橋から河原にいるキジの母子を目にしました。最初は7~8メートルほどの水面を、一羽の幼鳥が飛び越える様子に目を奪われました。対岸の草むらに着陸すると、幼鳥の姿は草に埋もれて見えなくなりましたが、その2メートルほど先、草が刈られた堤防の上には、母鳥が姿を見せていました。母鳥が見守る中、2羽目がフライト。続いて、3羽目と4羽目が一緒にフライト。その後も一羽ずつ飛び、7羽目が飛び立った時、母鳥はゆっくり歩き出しました。その途端、草むらにいた幼鳥たちが姿を現し、母鳥を追って歩き出しました。
全校集会などでは、できるだけ校区の動植物の様子を子どもたちに伝えていますが、今回のキジの親子の様子から、子どもたちの心は、何を、どのように感じたのでしょうか・・・。

1学期の折り返しにあたって  
 校長 山中孝悦
 6年生の最大の行事のひとつである修学旅行を、無事に実施させていただきました。保護者の皆様に、さまざまなご協力とご支援をいただいたお陰です。深くお礼申し上げます。
 他にも先月は、さまざまな体験的活動の実施に関わって、校区・町内・市内・県内の多くの皆様にご協力をたまわりましたお陰で、作陶・田畑や山での見学や体験・音楽鑑賞・三雲養護学校との交流・親子活動など、たくさんの貴重な機会をいただきました。4年生の浄水場見学の際には、こうした機会だからこそ見聞できる内容を提供していただきました。いずれにも共通するのは、普段は意識できていないことの中から、新たな、あるいは深い気づきをいただく機会であったことです。地域の素材・人材・教材から学ぶ機会を、これからも大切にしていきたいと思いますので、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

初夏を迎えて    校長 山中孝悦
  色とりどりの新緑が輝く季節となりましたが、学校では、生き物の命が輝く様子も、あちこちで見かけます。中庭の池では、親子の鮒が数十匹の群れで泳いでいます。校舎の屋上ではケリが、軒先ではツバメの番(つがい)が巣作りと子育てに忙しそうです。PTA総会でお話ししましたが、雲井に来ているツバメは1種類ではないようです。巣の形で見分けることができるようで、お椀型ならツバメ、徳利型ならコシアカツバメ、丼型ならイワツバメだそうです。子どもたちにも先生方にも、身近で、当たり前で、普段は見過ごしていることの中から、課題を見つけて探求するような学習を展開してもらいたいなと思っています。
 6年生では、修学旅行に向けた学習を進めています。雲井と奈良をつなげて考えられるように。またキッザニアでの職業体験学習が価値あるものになるように。そして、その後のキャリア学習が発展的に積み上げられるようにと願ってのことです。保護者の皆様にもインタビューにお答えいただくなどご協力をいただきましたが、おかげを持ちまして、6年生の教室では、「顔の見える」学習活動が展開されていました。今後とも、ご理解とご支援をお願いいたします。

平成29年度がスタートしました!  校長 山中 孝悦
 1年生15名と転入児童1名を迎え、全校児童99名で雲井小学校の新年度をスタートすることができました。皆様のご支援とご協力に厚くお礼申し上げます。
 さて、始業式では、子どもたちに以下のようなお話をしました。
・・・自分の目標を考えるヒントにしてほしいと思いますので、野球のイチロー選手のことを少しお話します。イチロー選手がアメリカに渡ったころ、すごい成績あげている有名な選手たちが、若いイチロー選手に教えてほしいといって、どんどん尋ねてきたそうです。自分が持っていない技術を持っている人がいたら、相手がだれであっても聞きに行く姿に感心し、イチロー選手もそれをお手本にして頑張ってこられたそうです。そんなイチロー選手のことばを、ひとつみなさんに贈ります。
「夢は、一気につかむことはできません。小さなことを積み重ねることで、いつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます。」
 それから、みなさんには人と人との繋がりを大事にしてほしいと思います。みなさんの脳は、赤ちゃんのころから、その力をどんどん高めてきました。小学生の間も、鍛えれば鍛えるほど脳の力は高くなります。国語や算数などの勉強はもちろんですが、人となかよくすることで脳の力が高くなります。相談する、協力する、ゆずり合う、わかり合うといったことは、相手のことを一生懸命考えることであり、そのことで、人間関係をつくる力が高くなるのです。「なかよくする」ことは大事なことですが、簡単なことではありません。あきらめることなく頑張ってもらいたいと思います・・・
 保護者の皆様、地域の皆様の一層のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 



《3月》別れの季節に寄せて    校長 山中孝悦
 3月6日の朝、玄関前で朝のあいさつをしていると、高い青空からヒバリの鳴き声が聞こえてきました。この春初めての鳴き声でしたから、「初鳴き」と言えるのでしょうか。明るく温かい日差しとともに、別れと出会いの季節の到来を告げているようでした。
 8日には、学級閉鎖のために延期していた6年生を送る会を実施しました。各学年からの気持ちのこもったプレゼントの数々に、心が温かくなりました。開会の時には、5年生手作りのドアから入場した6年生の首に、1年生が一人ずつメダルをかけました。その1年生のステージ発表は、「スイミー」の音読劇。6年生向けにアレンジされたストーリーを全て覚え、群読風の劇を見事に演じました。2年生は、歌と似顔絵をプレゼントしました。一人ひとりの特徴をよく捉えた似顔絵を掲げながら、6年生を一人ずつ紹介する替え歌を歌って、ありがとうの気持ちを伝えました。3・4先生の劇は、なんと「大きなカブ」の英語バージョン! 英語の台詞はもちろん、ユーモアやギャグもたいへん上手でした。5年生は、会全体の運営に加えて、ダンスと合奏を披露しました。そして、「花束を君に」の演奏の後で、手作りの花束がプレゼントされました。6年生のお礼の出し物は、素晴らしい合奏でした。「チャレンジ」を大事にしてきた6年生らしく、「TRY EVERYTHING」という曲で、在校生を励ましました。全校児童が、穏やかで温かい時間を共有し、互いの絆を確かめ合えた素晴らしいひとときでした。
 6年生を送る会では、餞(はなむけ)という漢字に込められた思いや願いが、雲井っ子たちの発表や態度に表れました。子どもたちが生まれてから、そして小学校に入学してから、ずっと積み重ねてきた思いや経験が、こんなに豊かであったことは、ひとえに保護者・地域の皆様のおかげです。卒業と修業の季節に際しまして、改めまして深くお礼を申し上げます。そして、来る卒業式と修業式には、私自身の思いを込めて、餞のメッセージを送ろうと思います。どうか、全ての雲井っ子が未来に思いを馳せながら、出会いの春を迎えられることを願いながら・・・
 次年度も引き続きまして、雲井っ子の教育にご理解とご支援を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。1年間、本当にありがとうございました。

《2月》春に向かって・・・                                   校長 山中孝悦
    立春を過ぎ、日の光は明るさを増していますが、相変わらず寒さ厳しい毎日です。先月の大雪の際には、子どもたちの送迎や安全確保につきまして、保護者・地域・関係機関のみなさまに格段のご配慮とご支援をたまわりました。おかげをもちまして、大事なく毎日の学習を進めることができました。厚くお礼申し上げます。
  さて、2月の全校集会では、以下のようなお話をしました。逃げていく日々を追いかけるのではなく、進んでつかまえに行く自分でありたいという願いを重ねながら・・・

◆木に関する漢字を、ふたつ紹介します。
 一つ目は、小学校で習わない字ですが、この字「柊」を見たことがある人は黙って手を上げてごらん。では、読める人は?(一人の手が挙がりました。)正解、「ひいらぎ」です。この木です。これは私の家から持ってきました。今の季節は葉だけですが、秋には白い花が咲きます。キンモクセイと同じような花です。
 毎年、今頃になると話題にあがる木です。節分の日に、鰯といっしょに玄関に飾るからです。鰯がくさいし、柊が痛いので鬼が逃げていくという言い伝えがあるのです。豆まきと同じで、鬼を追い払う習わしのひとつです。でも本当は、自分の心の中にいる鬼を追い出すために、そうしたことをするのではないでしょうか。節分の日には、なまけ、いじわる、ずる、うそつきなど、心の中にいる「いやな自分・直したい自分」を改めるきっかけができればといいのかなと思います。
 二つ目は、4年生で習う字です。この字「標」を、4年生全員で読んでごらん。はい、よろしい。「ヒョウ」は音読みなのですが、実は訓読みもあります。教科書には書いてありません。訓読みができる人は、黙って手を上げてごらん。いませんね。私も、つい最近まで知りませんでしたから、みなさんと同じです。「標」の読み方をまとめると、このようになります。
 ○音読み・・・「ヒョウ」 ⇒ 標本、標準、標示、標識、目標・・・などで使われる。
 ○訓読み・・・「しめ」  ⇒ しめ縄、縄で囲んだ場所のこと 「しるべ」 ⇒ 道案内のこと
        「しるし」 ⇒ こずえ、いただき、まと、めあて、めじるしなどの意味ですか               ら、「目標」の読みは「めじるし」も正解なのです。つまり目               標は、自分がたどりつくところを表す目印なのです。
 3学期の終わりが近づいてきました。3学期の終わりは、今の学年の終わりでもあります。その日までに学校へ来る日は、今日を入れて37日です。6年生は、33日です。その間に、自分がたどりつくと決めた所を見失わず、目印をしっかり見つめて、目標を成し遂げられるようがんばりましょう。そして、引き続き安全を第一にして、自分の力をさらに高めていきましょう。
 
《1月》一人ひとりがチャレンジする3学期に  校長  山中孝悦
●3学期の始業式では、あるお手紙を紹介しました。それは、私が毎月読んでいる雑誌に載っていたもので、「チャレンジ」という題です。概略は、次のような内容です。
『2歳ぐらいの女の子とお母さんがスーパーマーケットでレジの順番を待っていました。順番が来ると、お母さんはカゴをレジの台にのせようとしました。すると女の子は、お母さんに「うんで、うんで」と話しかけました。お母さんは一瞬なんだろうという顔をしたのですが、すぐに意味がわかったらしく、女の子にカゴの中のお菓子を渡しました。女の子は真剣な顔をして、「シールを貼ってください。」とレジの人にはっきりと言ったのです。レジの人はにこにこして、お菓子に赤いシールを貼って、女の子に渡してあげました。すると女の子は、緊張した顔から、にこにこした顔になっていました。見ていた私も笑顔になりました。』
●とてもほほえましくて、かわいらしい様子なのですが、さて「うんで、うんで」って、なんだったと思いますかと子どもたちに問いかけました。私は、この女の子は「自分で」と言っているつもりなのではないかなと伝えました。靴を履く時にも「うんで」、何かを食べる時にも「うんで」、服を着るときにも「うんで」と言っているのではないかな。人にしてもらってきたことを一度自分でやってみたい、人がしていたことを今度は自分でやってみたい。そうして、チャレンジしてできるようになることが楽しくて仕方がないのでしょう。みなさんも、そうやって力をつけてきたのです。その姿を、周りの大人は心から応援してきたのです。今もそうです。これからもそうです。
新しい年に、あなたがチャレンジしてできるようになりたいことは、どんなことでしょうか?教室に帰ったら、担任の先生や学級の人たちと、じっくり話しあってほしいと思います。そして、どんな自分をめざすのか、どんな学級にしたいのかをしっかり決めてほしいと思います。・・・と、「ひとり一人がチャレンジする3学期になりますように」と願って、お話ししました。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。


《12月》人権週間に寄せて       校長 山中孝悦
 12月10日は「世界人権デー」でした。ご承知のとおり、1948年(昭和23年)12月10日に国際連合総会で世界人権宣言が採択されたことを記念しています。その日にちなんで本校では、12月5~9日を人権週間と位置づけて取組を行いました。
 毎朝の校内放送では、世界人権宣言のお話から始まり、いっしょにいることの大切さ、平和の大切さ、笑顔やあいさつの大切さ、自由と責任・助け合うこと・学び合うことの大切さなどを、担当の教員から話しました。私は最終日に、いわむら かずおさんの「かんがえるカエルくん」を読みました。かわいらしい絵と平易な言葉から、大切な何かを見つけ出してくれることを願って、そのごく一部を紹介しました。
 6日には人権擁護委員の皆さんをお迎えして、全校でカルタ遊びをしました。使ったカルタは、平成21年度に湖南・甲賀市内の子どもたちによってつくられた「人権カルタ」です。ちなみに「あ」の札は、「ありがとう その一言で 笑顔咲く」です。遊びながら、人と人の絆の大切さに気づけるようになっているカルタです。
 9日には、全校で人権集会を行いました。私と5年生児童からは、三雲養護学校・紫香楽校舎の皆さんとの交流活動で製作した合同作品を紹介しました。いつもは違う所で過ごしていても、出会って、話して、一緒に活動することで何かを感じ、何かがつながる。そのことのすばらしさを伝えました。また、5年生は「私も楽しくて、あなたも楽しい時間」を活動のめあてにしていたことを紹介し、相手のことを考えて工夫する「思いやり・気配り・気遣い」の値打ちについて話しました。他にも人権標語の発表・表彰、共同募金の寄託、「人権の花」栽培の振り返り、全校合唱などをとおして、普段忘れがちな何かに気づいてくれたのではないかと思っています。  「人権を大切にする」ことは、人それぞれのいろいろな事情を乗り越えて「仲よくする」ことと深く繋がっているという考えで指導していますので、これからも子どもたちの様子を温かく見守っていただけると幸いです。
 お陰さまで、来週には2学期の終業式を迎えます。子どもたちに、目標というものは今年も来年も繋がっていることを話そうと思います。そして来る年も、本校の目指す子ども像である「やさしい子・考える子・たくましい子」の更なる具現化に向けて取り組んでいきますので、変わらぬ理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。本年頂戴いたしましたご厚情に、深くお礼を申し上げます。

《11月》 うれしいことがありました 
  校長 山中孝悦
 10月25日の朝、市教委からいらっしゃったスクールガードリーダーさんが、通学路で進んであいさつをする雲井っ子の姿をたいへんほめてくださいました。「いくつもの学校区を回っていますが、ここが最高です。」と。もちろんうれしかったのですが、本当はそのこと以上にうれしいことがあったのです。
 その朝、何人かの雲井っ子に、「知らない人なのに、なぜあいさつしたの?」と尋ねたところ、腕章に「スクールなんとかって書いてあったから」とか、「甲賀市スクール・・・って書いてあったから」といった答えが返ってきました。実は、これがうれしかったのです。すれ違う瞬間に相手が身につけておられる物を見て、「私たちに関係のある人だ。」と雲井っ子は考えていたからです。私は、適切な判断の結果としての雲井っ子のあいさつを、たいへん誇りに思います。大事なのは、しっかりと考えることです。
 もうひとつは、11月10日のこと。給食センターからの緊急指示を受けて給食が半分ほど食べられなくなり、全校児童がお腹をすかせていた時に、6年生が家庭科実習として炊き出しをしてくれました。雲井ファームのお米と塩でおむすびをつくり、6時間目まである学年に配ってくれたのです。この緊急対策を発案したのは教員ではなく、6年生児童でした。そして、そのアイデアを担任が採り上げ、複数の教員がサポートすることで炊き出しが実現したのです。家庭科室の前で、「おにぎりのにおいがする~」と言っていた低学年児童のうれしそうな顔が、この取組の素晴らしさを全て物語っているように思いました。
 考え・判断する力、人のために役立てる力、人の喜びを我がことのように思える力・・・大切なことを、いくつも気付かせてくれた出来事でした。