ビオトープだより

新連載 ビオトープの生き物

ビオトープでみられる生き物について、少しずつ紹介していきます。

マルタニシ、カワニナ、ドンコ(水棲動物)
エコパークには、多くの水棲動物が棲んでいますが、7月10日に5年生が行った生き物調査では、マルタニシ、カワニナ、ドンコが非常に多く見つかりました。
マルタニシ、カワニナは巻貝の仲間で、水底にたまった汚れを食べて掃除してくれる役割をしています。また、カワニナはホタルの幼虫のえさになるので、もしかしたら夜にビオトープを訪れるとホタルがみられるのかなと思いました。
ドンコはハゼの仲間で、大きな口でえさの水生昆虫などを丸呑みしてしまいます。でも、メスの産んだ卵を、オスが孵化するまで守るといった性質も持っています。意外にイクメンなのですね。
エコパークには、かつてミナミメダカがたくさんいたそうですが、今はあまり多くありません。冷たい井戸水を入れているので、水温が低すぎて減ったのかもしれないと考えています。
今後は、茂りすぎた池の上の枝をはらうなどして、もう少し太陽の光が入るようにしたいのですが、学校職員だけでは難しいのが悩みのたねです。

ガガブタ・アサザ(水草の一種)

エコパークには、アサザやミクリといった、現在は街中ではあまり見かけない水生植物が繁茂しています。アサザは、ハスを小さくしたような水草で、6月ごろ黄色の可愛い花を咲かせます。
これらの水草と同じように、ガガブタという水草もエコパークで育てられないか、株式会社ラーゴさん、シオノギ製薬(油日植物園)さんと協力して研究しています。ガガブタは昔、琵琶湖岸や県内のため池に広く分布していましたが、環境の悪化で激減してしまいました。20 年前には県内での自生地が3 カ所までに減少し、平成25 年時点では、杣川源流を含む2 カ所のみになっていたそうです。
このままでは、ガガブタが滋賀県から絶滅してしまいます。そこで、何度かエコパークの池に植えてみましたが、ガガブタの芽はザリガニなどの大好物で、うまく育ちませんでした。現在は、保健室前の廊下にある水槽で育てています。大きく育ったら、池に戻してみてはどうかと考えています。

 油日小学校のビオトープは、平成11年に整備され、それ以後本校の環境教育・エコスクールとしての活動の中心となってきた存在です。それぞれの学年の子どもたちが、四季折々の自然と触れあい親しむ中で、各教科や総合的な学習の時間やエコ委員会の活動を進めています。休み時間にビオトープで遊ぶ子どもたちも多いです。
 また、全国ビオトープコンクールにも長年参加し、多くの賞をいただいてきました。
 四季折々のビオトープの姿や、子どもたちの活動の様子を、クリックしてご覧ください




          平成30年度末卒業生制作

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