体育館の北に高くそびえる大きな松があります。普通の松よりも針のような葉が長め(25センチ~60センチ)です。大王松と言ってマツ科の仲間です。「ダイオウマツ」と読むと思っている人があるかもしれませんが、正しくは「ダイオウショウ」と読みます。大王松は北アメリカの東南部が原産地で、40メートル(11階ビル)ぐらいまで生長します。ただ、日本ではそこまで伸びず、20メートルくらいだそうです。
油日小学校にある大王松は高さは16メートルくらいでしょうか。しかし、甲賀市の中では、高さは高く、幹も太くどっしりとしています。(まさに大王のようです。)この大王松が植えられたのはいつ頃か調べてみました。昭和7年3月に卒業記念として高等科の人たちが植えたという記録があります。それから80年以上の歳月が流れましたが、その間、大王松は静かに油日小学校の歴史を見守ってきたのですね。