そうだったのか、学校にテレビが来た!

資料室のテレビ

 今でこそテレビは、珍しいものではなく、私たちの生活には切っても切れない存在になっていますが、日本でテレビが初めて販売された時は大変高価なもので当時で20万円~30万円もしました。NHKがテレビの本放送を始めたのが1953年(昭和28年)ですから、その時からぼちぼち普及し始めました。しかし、先ほど触れましたが、本当に高価なもので、その当時は各地域でも家庭にテレビがあったという家は少なかったです。私(第32代校長)が小学生低学年の時は、夕方になると近所のテレビのあるお家に見せてもらいにいったことを覚えています。もちろん、白黒テレビで   資料室にある昔のカラーテレビした。それではそんなテレビが油日小学校に設置されたのはいつ頃でしょうか。調べてみますと昭和39年にテレビが一台寄贈された記録がありますので、そのあたりかなと思われます。私の記憶では、裁縫室(現在残っている旧木造校舎)に置いてあって、学年かわり交代で視聴しにいった記憶があります。
確かテレビには両開きの扉がついていました。特に覚えているのは、東京オリンピックの時で、この小さなテレビの画面で日本選手の活躍をみんなで応援したことです。
 その後は、学校や家庭にも普及し始めていきます。学校では、各教室に設置されるようになり、NHK教育テレビの学校放送がよく利用されました。
ちなみに今は各教室に50インチ薄型のカラーテレビがあります。