校内研究だより

令和 3 9 15日(2年生卜部教諭研究授業 ご指導:滋賀短期大学 久米先生)

 楽しく学び、考える力、説明する力を身に付けた子どもの育成

~子ども一人ひとりが主体的にかかわる授業を通して~

研究の概要と研究教科

 算数科において、滋賀県の "読み解く力 "のうち「発見・蓄積」の部分に焦点をあて、子ども一人ひとりが主体的に学ぶ授業づくりをすることで、楽しく学び、考える力や説明する力を身に付けることができると考えます。その際、「考える楽しさ」「説明する楽しさ」「認めてもらう喜び」「算数のよさを実感する楽しさ」を味合わせることを目指します。

 滋賀短期大学の久米央也先生に来ていただき、 2年生算数の授業を見て、放課後授業研究会を行いました。

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 校内研究会における研修として、滋賀短期大学幼児教育保育学科の久米央也先生においでいただき、算数の授業改善についてご講義いただきました。先生は、本当に算数好きで、子どもが大好きです。だから、楽しく学べる授業のアイデアが "わんさか "出てきて、子どもが楽しく授業を受けているように、あっというまに時間が過ぎてしまうような研修でした。教えていただいたことをTTP(徹底的にパクッテ)、これからの授業に生かしていきたいと思います。

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脳トレ(徹底反復学習)「朝、授業前の15分間モジュール授業」に取り組んでおられる竜王町立竜王西小学校へ、本校職員3名がその様子を見せてもらいに行きました。子どもたちの学ぶ力と生きて働く基礎学力を育むことを目的とし、「脳トレタイム」として一昨年度から取組を始められました。脳トレタイムは単なる知識や技能を高めることだけを目的とした学習方法ではなく、子どもたちが授業をはじめとする様々な場面において、「よりスムーズに、より深く」学ぶための脳の準備体操といったねらいを持つ学習方法です。

 

畑 稔彦(ハタナルヒコ)滋賀大学大学院教育学研究科准教授を講師にお招きして、校内研究会(研修会)を実施しました。畑先生は滋賀大の教職大学院で、算数と日常生活との関連を図り、問題解決を通して、算数のよさに気付く授業の在り方を研究されており、今年度の校内研究をご指導いただく予定です。

夏季休業中の 8 20日には、校内研究にかかわる算数科の指導について、多くの示唆を得るお話をうかがいました。でした。また、 9 16日には、5年生の算数の授業を見ていただき、いろいろと具体的なアドバイスをいただきました。

令和2年度 校内研究

研究主題
        考える力、説明する力を身に付けた子どもの育成
       ~"速い・簡単・正確"な解き方を追究する授業づくり~


主題設定の理由より
 算数科において「考える力」「説明する力」を育成することを目指して研究を進めていくこととした。具体的には、何を問われているかつかみ、解決に必要なものを適切に選択し、既習事項や他の学習と関連付けて、言葉や数式や図などを使って考える。そして、考えの根拠を明確にして説明し、問題の解決を図ることができるようになることを目指す。一旦解決した問題であっても、「は・か・せ」という基準に沿って、さらによりよい解決方法に至る話し合いを仕組む。このことで、解決方法は一つではなく、様々あることや、数学的に考えたり、説明したりする力を養いたい。また、全学年同じ合言葉で取り組むことでめざす授業の姿をわかりやすく提示していきたい。さらに、考え、説明するには、算数科の基本的な知識、計算などの技能が必要不可欠となる。知識や技能を使って考え、説明するために、基本的な知識と技能の反復練習による定着を図りたい。