甲賀市立朝宮小学校は、甲賀市の中で最も西部に位置し、大津市・京都府に隣接する標高300メートルの山地にある、児童数18名の少人数校です。
朝宮は、日本五大銘茶の茶所として全国的に知られており、四季折々に彩られる自然と清らかに澄んだ大気に包まれたところです。
本校は、明治8年に創立され、創立149周年を迎える歴史ある学校です。
学校では茶所のよさを活かし、学校所有の茶園でお茶を栽培し、お茶づくりを中心にすえた総合的な学習「茶の花タイム」に取り組んでいます。また、穴窯があり、毎年児童の焼き物の作品を薪で焼いています。そのほかにも、交通安全を願う「折り鶴運動」は、53回を数え、地域に残る民謡「朝宮の唄」も太鼓や踊りとともに継承しています。また、近年ではICT教育を推進し、学期に1回年間3回の遠隔授業にも取り組んでいます。
本年度の朝宮小学校は、経営方針を、「チーム朝宮小学校~学と楽 想と創 信と伸~」としています。児童一人ひとりが楽しく学び、発想豊かに個性を発揮して生き生き活動することや、自分の可能性を信じて、新しいことに挑戦したり目標に向かって粘り強く努力を続けたりすることを大切に取り組みます。
教職員が心をひとつにして「安心してしっかり学べる学校づくり」に尽力します。また、朝宮の地域との絆を大切にし、郷土朝宮を愛するたくましく心豊かな子どもたちを育てていきたいと考えています。
皆さまの変わらぬご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
令和6年(2024年)4月
甲賀市立朝宮小学校 校長 岩脇 紀子